本当のツアコンの姿を知って欲しい・・というのが
この「ツアコンタウン」の趣旨です。

お客様にはツアーに参加して良かったと思っていただきたいし、
ツアコンたちには気持ち良く仕事をしてもらいたい。

とりわけベテランの添乗員が増えることは、旅行するお客様にとっても
ツアーを催行する旅行会社にとってもメリットがあります。

何より安心できるし、ベテランならではのノウハウは
旅行の内容を左右するとさえ言われています。

今でも添乗員になりたいという人は後を絶ちません。
確かに添乗員というのは魅力的な仕事です。
でも、長続きしない人が多いのが現状でもあります。

待遇面で恵まれないのが原因のようですが、
ベテランになる前に辞めてしまうなんて、もったいない!
それは本人にとってもですが、さっき書いたように、
お客様や旅行会社にとっても損失なのです。

僕は長年に渡って業界を見てきました。
会社との話し合いで、ときどき待遇改善はされるように見えるのですが、
根本的なところでは、大して変っていないと感じさせる業界です。

そこで僕は気付きました。

それは、一番大切なはずのエンドユーザー、つまりお客様が
本当のツアコンの姿を知らないからだということです。

お客様が「添乗員は、みんな旅行会社の社員でしょ?」と思っている限り、
そして「添乗員もガイドも同じでしょ?」と考えている限り、
本当の意味での添乗員の地位など認められるはずがありません。

ほとんどのツアコンが、お客様に良い想い出を持ち帰って欲しいと努力しています。
そして、そのためにお客様はお金を払ってツアーに参加しています。
なのに、肝心のお客様そっちのけで待遇改善を叫んでも、
現場が大きく変るとは思えないのです。

織田裕二主演でヒットした「踊る大捜査線」で、主役の青島は
「事件は現場で起こってるんだ!」と叫びます。

添乗だって現場で起きているのです。
そして現場にいるのは添乗員とお客様です。
お金を払う側といただく側という立場は違いますが、
思い出深いツアーにしたいという気持ちは一緒なはずです。

だとしたら、もっと一般の旅行者に向けて
「添乗員の仕事はこういうもの」とアピールするサイトがあっても
良いのではないでしょうか。

これからツアコンを目指す方も、現役でやっている方も、
そして添乗員付きのツアーに参加する一般の方々も、
このツアコンタウンが、そういう意味でのツアコンの応援サイトであることを
ご理解いただけたら、幸いです。




管理人は「マスター」です。
ツアコンタウンは、以前は「ツアコンカフェ」という名前でした。
だから管理人は、あいかわらず「マスター」なのです。

十代で単身留学し、帰国後に東京の某大学に入り直しました。
そして、在学中に海外添乗員としてデビュー。

今は現場を退いていますが、
派遣するサイドや資格を与える機関にいた経験もあります。
だから、もういいかげんオッサンです。(爆)

僕が海外添乗員だったころ、添乗員の資格というのも無かったし、
派遣業法というのもありませんでした。

その後、ある機関において、こうした法整備に関わったということだから
オッサンぶりが分かると思います。(再爆)

今は(特に新人は)、国内添乗からスタートして海外添乗に移っていく、
というパターンが珍しくありませんが、
僕のときは、まだ野放し状態。いきなり海外添乗員でした。

そういうわけで、このツアコンタウンでも
国内添乗の話になると、皆さんの方が詳しかったりします。
だから、掲示板などで国内関係のやり取りが始まったら、
管理人の出番など待たずに、ドンドンやっちゃってください。(笑)

面白いもので、添乗員のときに覚えたあるワザを公開したことから、
ここ数年は「○○の達人」としてテレビに出たりもしています。

最後に、以前は自分を「私」と呼んでいましたが、今は「僕」になっています。
どなたに対しても「僕」です。日本語は相手を選んで言葉を選びますが、
ツアコンタウンでは、この「僕」で通させていただいておりますので、ご了承ください。
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